皆さんは三菱スペースジェットという飛行機をご存じでしょうか?
2003年から始まった、国産旅客機開発の話です。戦後唯一、国産旅客機が製造され運行されたのはYS11というプロペラ機でした。私も若い頃一度乗った記憶があります。プロペラが回転しないと機内にエアコンの風が流れませんでした。すでに40年の月日が経とうとしています。
三菱スペースジェットのニュースが流れたときは、これから日本もようやく国産旅客機が飛び回る時代がやってくるなあ、ひそかに心躍るプロジェクトでした。小牧空港において最初のテストフライトには大勢の人と報道陣が集まりました。航空機産業のおひざもとアメリカのエアラインからも多数のオーダーがありましたが、なかなかアメリカで型式証明(安全性)が取れずにいましたら未曾有のコロナ禍に見舞われ、一気にプロジェクトがしぼみました。とうとうプロジェクトも解散状態に追い込まれてしまい、残念ながら三菱スペースジェットは、日の目を見ないままになってしまいました。
その一方で、ホンダが開発した小型ビジネスジェットは世界で一番売れているビジネスジェットだそうです。つい最近胴体を伸ばして航続距離を5000㎞まで伸ばした機種を投入するそうです。1970年代にアメリカのフリーウエィを走り回っていた、ホンダシビック、アコードのようなホンダジェットは存在かもしれませんね。
ホンダは日本のモノづくりの希望を担っているようにも感じます。
もっと日本に多くの希望あるプロジェクトが生まれてほしいものですね。しかしイーロンマスクは凄いです。スペースX社はすでに宇宙にモノや人を運んでるからですね。
福岡東支店 安永